運送業界では今もなお、距離や売上、回数に応じて給与が決まる考え方が残っている会社もあります。そうした環境では何時間働いたかよりも最終的にいくら手にするかが優先されやすく、労働時間そのものが曖昧になりがちです。
カワキタエクスプレスではそうした考え方から早い段階で切り替え、月給制にし、時間外手当を支払う形にしています。
これは「長く働いた人が得をする」働き方ではなく「働く時間をきちんと管理したうえで、安心して続けられる働き方」にしていくためです。
私たちの仕事は朝5時〜6時ごろに出勤し、夕方4時〜6時ごろに戻ってくる働き方が基本です。夜遅くまで走り続けるというより朝から動いて夕方には終わる流れが中心です。
そのため夜は家に帰って過ごせますし、家族がいる人であれば一緒に夕食をとることもできます。トラックの中で寝泊まりするような働き方ではなく、きちんと家に帰って休むことを前提にしています。
もちろん朝が早い大変さはあります。ですが生活リズムが極端に崩れる働き方ではなく、日々の暮らしと両立しやすい働き方を意識しています。
カワキタエクスプレスでは基本的に週休2日の考え方で休日を設定しています。年間休日は111日です。これは運送業界の中では多い水準であり、日本全体の企業平均に近い休日数です。
以前は年間休日105日、その前は93日だった時期もありましたが、時代に合わせて少しずつ休日数を増やしてきました。
運送業だから休みが少ないのが当然、ではなく、長く働き続けてもらうために必要な休みはきちんと確保していく、という考え方です。
引っ越しシーズンなどの繁忙期はどうしても業務が集中します。以前は時期によっては長く休めないこともありました。ですが現在は忙しい時期でもなるべく週2日に近い形で休めるように調整しています。
運送業はお客様の都合に合わせて無理をするのが当たり前になりやすい業界でもあります。
それでも私たちは社員が休むことを前提に仕事を組み立てる方向へ変えてきました。世の中全体でも運送業の働き方改革への理解が進んできたことで、以前より休みを取りやすい環境になってきています。
カワキタエクスプレスの拠点は現在、三重県亀山市のみです。東京や大阪などに営業所はありません。働く場所はこの1拠点が基本です。
一方で三重県外から引っ越してきて働いている社員もいます。そうした方に向けて住宅補助や引っ越し補助も用意しています。
「県外からでも挑戦したい」と考えてくださる方にとって少しでもスタートしやすい環境を整えています。
ドライバー職はもちろん、仕事の性質上、基本的には出社して働く形になります。トラックに乗って現場へ向かう仕事なのでリモートワークはありません。
ただし事務系の仕事の中には内容によって外部パートナーにリモートで依頼している業務もあります。
そのため将来的に業務内容によっては柔軟な働き方の可能性もありますが、少なくともドライバー職は「現場で働く仕事」であることが前提です。
運送会社というと「毎日決まった時間に、決まったルートを走る」というイメージを持たれることも多いと思います。
もちろんそうした仕事もありますが、カワキタエクスプレスは特定のルート配送だけに偏らず、スポット対応やフリーで動く仕事が多いのが特徴です。
お客様の依頼内容に応じて愛知に行く日もあれば、大阪や奈良に行く日もあります。
ただ、毎回まったく違う仕事というわけではなく一定のお客様から継続してご依頼をいただく中で届け先や内容が変わるイメージです。
こうした柔軟な仕事の組み方は休みの取りやすさにもつながっています。
ルートが完全固定だと「その人が休むと、その便を誰が代わるのか」という問題が起きやすくなります。ですが、私たちはもともと特定の一人しかできない仕事を増やしすぎないようにしているため、前もって予定がわかっていれば休みを調整しやすい面があります。
たとえば、前もって相談があれば推しのライブやコンサートの日に休みを取ることも可能です。
もちろん何でも自由というわけではありませんが、仕事の組み方そのものが融通をきかせやすい形になっています。
フリーで動く仕事が多いとはいえ、入社してすぐにいろいろな現場を任されるわけではありません。
まずは決まった仕事を確実にこなせるようになることから始めます。運転に慣れること、荷物の扱いに慣れること、現場での基本動作を身につけることを優先します。
そのうえで余裕が出てきた人や「もっと違う仕事もやってみたい」という人には少しずつ別の仕事も経験してもらいます。
いきなり全部を求めるのではなく、段階を踏んで仕事の幅を広げていく考え方です
私たちは特定の人しかできない仕事を増やしすぎないことも大切にしています。
その人が休んだ時に仕事が止まってしまうからです。
だからこそ、みんなで仕事を覚え合い、情報共有しながらカバーし合える体制をつくっています。
その分、社内で「ここはどうやるのか」「この現場はどう進めるのか」といった会話や相談が生まれやすく、コミュニケーションが自然と多くなる職場でもあります。
カワキタエクスプレスでは副業は基本的に認めていません。
その理由はドライバーの仕事が安全第一だからです。朝が早く、運転を伴う仕事でもあるため、副業によって休息が不足し、眠気や集中力低下につながることを避けたいと考えています。
一方で事情がある場合や、もっと収入を増やしたいという場合にはまず社内で相談してほしいと考えています。
実際に通常の輸送業務に加えて繁忙期には引っ越し業務のサポートに入るなど、社内で仕事の幅を広げる形もあります。
また、ドライバー業務だけでなく、社内の広報、採用、SNS運用など、会社の中で必要な役割を担うことで働き方や収入の幅を広げていく可能性もあります。
外で副業をする前にまず社内でできることを一緒に考えたい、というのが私たちの考えです。
カワキタエクスプレスには軽自動車、ハイエース、2トン車、4トン車、5トン車、大型車、トレーラーがあります。
普通免許で入社した場合は、まず軽自動車やハイエースからスタートし、準中型、中型、大型と免許を取得していくことで乗れる車種が増えていきます。
ただし全員が大型を目指さなければいけないわけではありません。引っ越しの仕事を面白いと感じる人もいれば、特定の車種に乗りたい人もいます。
本人の希望に応じて働き方や目指す方向を考えていけるのも特徴です。
2トンまでは複数人で乗ることもありますが4トン以上になると基本的には固定車両です。
そのため、車内を自分なりに整えたり、自分仕様にしていく楽しさもあります。ハンドルカバーやカーテンなどを好みに合わせて変えている社員もいます。
自分の車として大切に扱う意識が、安全意識や丁寧な仕事にもつながっていると考えています。
カワキタエクスプレスの働き方は運送業にありがちな働き方をそのまま続けるのではなく、少しずつ時代に合わせて変えてきた働き方です。
こうした積み重ねによって、安心して長く働ける環境を目指しています。