これからの時代にまず大切なのは言われたことだけをやるのではなく自分で気づける力です。
たとえば引っ越しの現場ではただ荷物を運ぶだけでは仕事になりません。
同じ棚の中にあっても台所用品としてまとめるべきものもあれば、お子さんの荷物として分けたほうがいいものもあります。整理が苦手なお客様の場合は同じ種類のものがいろいろな場所に散らばっていることもあります。
そういう時に「言われた通り、その場のものを全部入れる」だけでは足りません。これは一緒にしたほうがいい、これは別で確認したほうがいい、と自分で気づけることが大切です。
この力は現場仕事だけではなくどんな仕事でも必要になると私たちは考えています。
AIや機械は決められたことを正確に進めるのは得意です。でも「ここは何か違う」「このままだとあとで困るかもしれない」といった小さな違和感に気づく力はまだ人にしかできない大事な力です。
情報や選択肢が増える時代だからこそ「何を選ぶか」という力もますます重要になります。
AIは、たくさんの案を出すことはできます。
けれどその中からどれが本当にふさわしいか、どれがその会社らしいか、どれが相手に伝わるかを選ぶのはやはり人の役割です。
これは採用や広報だけの話ではなく現場でも同じです。今どの作業を先にやるべきか、どこに人を回すべきか、何を優先すべきか。そうした判断の積み重ねが、仕事の質やスピードを大きく変えます。
現場で効率よく動ける人は力が強いとか、勢いがあるというだけではありません。
今やるべきことを選べる人、無駄のない順番を考えられる人、先を読んで動ける人が、結果として強いのだと思います。
少し言葉にしにくいですがこれからの時代に必要なものとして「センス」もとても大事だと私たちは考えています。
ここでいうセンスはおしゃれかどうかという話ではありません。
たとえば運転でも「まだ経験は浅いけれど、安心して乗せられる人」と「なんとなく危なっかしい人」がいます。
仕事でも「この人は気が利く」「なんとなく任せたくなる」と感じる人がいます。そこには、単純な経験年数だけでは説明できない感覚があります。
センスの中には気遣い、判断、空気の読み方、相手への配慮、段取りのうまさなどいろいろな要素が含まれていると思います。
しかもそのセンスは一度身につけたら終わりではなく、日々の経験の中で磨かれていくものです。だからこそ仕事の中で自分の感覚を磨いていくことがこれからますます大事になっていくと考えています。
気づく力や選ぶ力に加えて、これからは「ひらめき」も大切になると思っています。
今まで通りにやるだけではなく「こっちの方がやりやすいかもしれない」「ここを少し変えたらもっとよくなるかもしれない」と思えること。
これは単なる思いつきではなく、経験や学び、普段から何を考えているかの積み重ねの中から生まれるものです。
現場でも決められた流れをなぞるだけではなく、その場に応じてよりよいやり方を思いつける人は強いです。
AIは効率化はできても「今までとまったく違う角度で良くする」という発想はまだ人の方が得意です。だからこそ、ひらめきを持てる人、改善の種を見つけられる人がこれからの時代に価値を持つのだと思います。
どれだけ気づいても、どれだけ良いことを思いついても、行動に移さなければ意味がありません。
人にはひらめいたことをすぐに試せる強みがあります。
「こうしたほうがいい」と思ったら、まずやってみる。現場で工夫してみる。周りに伝えてみる。そうした行動が、仕事を前に進めます。
これからの時代はただ待つ人よりも自分から動ける人の価値が高まっていくはずです。
指示を待つだけではなく、自分で考え、動き、改善していく。その積み重ねが、自分自身の成長にも、会社の成長にもつながっていくと考えています。
AIや自動化が進んでも現場での仕事がすぐになくなるとは私たちは考えていません。
特に引っ越しや配送の現場では物の形も違えば家の構造も違うし、お客様ごとに事情も違います。
同じ作業のように見えても毎回条件が違うため、単純な自動化では対応しきれないことが多くあります。梱包、仕分け、運搬、確認、配慮、気づき。そうした複数の要素が重なって成り立つ仕事はまだまだ人の力が必要です。
だからこそ、これからの時代に必要なのは「AIに奪われない仕事をすること」ではなく「人だからこそできることを、より高いレベルでできるようになること」だと思っています。
これからはただ決められた作業をこなすだけではなく「自分ならどうするか」を持つことも大切です。
同じ仕事をしていてもその人らしさは出ます。
気づき方、声のかけ方、段取りの組み方、工夫の仕方、周りとの関わり方。そういう部分に、その人の価値が出てきます。だからこそ、自分らしさを持って仕事に向き合うことがこれからはより大事になると考えています。
カワキタエクスプレスでもただ作業をする人ではなく「自分ならこうしたい」「もっと良くしたい」と考えられる人と一緒に働きたいと思っています。
これからの時代に必要なのは、単純に作業をこなす力だけではありません。
こうした力を持った人が、これから先も必要とされる人になっていくのだと思います。
カワキタエクスプレスでは、現場の仕事を通して、そうした力を磨いていけると考えています。
AIや自動化の時代だからこそ、人としての価値を高めていくこと。その積み重ねが、これからの時代を生きていく力になると、私たちは考えています。