インタビュアー:1日密着ということで、よろしくお願いします。
三田:よろしくお願いします
インタビュアー:何を記録してるんですか?
三田:体温と睡眠時間を記録してます。
インタビュアー:出発時間はバラバラなんですか?
三田:毎日行くところが違うんでバラバラですね。今日で1番早い人やと5時で、1番遅い人で8時ぐらいですね。
三田:これからトラックの点検をして、出発前の点呼を受けます。
インタビュアー:ちなみにどのトラックに乗るんですか?
三田:あの1番目立つ、真ん中にある赤いトラックです。
インタビュアー:おぉー!めっちゃかっこいいですね!
三田:まあそうですね、これに乗りたくて入ったって言っても過言じゃないですね。
インタビュアー:点検ではどんなところを見るんですか?
三田:基本的にはライト関係と足回りをメインに見ていきます。
インタビュアー:タイヤを叩いて何を確認してるんですか?
三田:空気圧チェックですね。空気がたくさん入ってたら叩くと跳ね返りますし、少なかったら全然跳ね返りがないんで、感覚で点検してます。
インタビュアー:感覚って分かるようになるまでどれぐらいかかりますか?
三田:入社して最初の方に、空気パンパンに入ってるやつと入ってないやつで、叩き比べしたりするので、1ヵ月くらいやってれば大体わかってくると思います。
インタビュアー:トラックのドライバーを始めてどれぐらい経つんですか?
三田:もう3年になりますね。
インタビュアー:今おいくつですか?
三田:今28歳ですね。25歳ぐらいの時に転職してきた感じです。
インタビュアー:以前は何をされてたんですか?
三田:以前は自動車部品の工場で働いてました。
インタビュアー:運送業界に来た理由は?
三田:自分の父親がトラックの運転手をしている影響から元々車が好きで、自動車部品の工場に就職したんですけど、毎日工場にこもりっぱなしなんですよね。もう1日中工場の中なんで、外の陽を見るのが本当に帰る時ぐらいで、それが嫌になってきたのと、工場の出荷とか担当しとる部署の方と話す機会があって、その時に荷物積み込んでるところを見て、こういう仕事あるんやと思って。自分の父親もそういう仕事してるんで僕もやってみたいなって思って、トラックの仕事を探したって感じですね。
インタビュアー:カワキタエクスプレスを選んだ決め手はなんですか?
三田:このトラックのかっこよさ・派手さに惹かれましたね。それとトラックってなんかおじさんばっかりのイメージやったんですが、社員さんが若いっていうのをホームページとかで見て、もうこれは行くしかないと思って。
インタビュアー:トラック運転手をやってみてどうですか?
三田:正直、最初の方は運転だけしとればいいんかなっていう感覚で入ったんですけど、そうじゃなかったなっていうのを改めて感じてます。いろんな荷物を積まなあかんし、積み方もいろいろあって、積み方が悪いと荷崩れを起こしちゃうんで、そういうところが改めて大変やなって思ってます。
インタビュアー:カワキタエクスプレスの配達エリアはどの辺りなんですか?
三田:多いのは愛知、大阪、兵庫のような、近場・中距離がメインですね。
インタビュアー:運ぶ商材とかって決まってたりするんですか?
三田:乗っているトラックがウイング車っていうんですけど、このトラックに入るものやったら何でも運びます。ドラム缶や鉄骨とか、パレットに乗ったダンボールとか、本当に何でも。
インタビュアー:積み込みで気をつけていることやポイントはありますか?
三田:元々破れとか破損がないか荷物の状態をチェックしたり、間に干渉剤入れて荷物同士がぶつかって傷つかんようにしたり。あとは伝票とその積んだものが合ってるかっていう確認をして、最後に荷物が動かないように固定します。
インタビュアー:運ぶのが大変だったものってありますか?
三田:1番しんどいのはダンボールのケースを1個ずつ、ひたすら手で積んでいくって作業ですね。このサイズのトラックになると3000個、4000個とか普通に乗っちゃうし、さらに積んだら下ろさないといけない。それも1人でやるので、平気で3、4時間はかかってすごく大変ですね。
インタビュアー:休憩時間の過ごし方は?
三田:休憩は日によりますけど大体は寝ます。朝が早くて眠たくなっちゃうんです。 寝るか動画見るかですね。
インタビュアー:お子さんはいらっしゃるんですか?
三田:9ヶ月になる娘がいますね。本当に可愛いです。
インタビュアー:それはもう家に帰りたくなりますよね。
三田:本当に毎日、意地でも早く帰りたいです(笑)
インタビュアー:休みの時は何してますか?
三田:最近は娘の相手をしたら 1日が終わっていくような感じです。
インタビュアー:積み下ろしの流れは?
三田:預かった荷物が破損していないかどうかチェックしながら下ろしてもらう、もしくは自分で下ろす。あとは受領印をもらってきて、それが僕らのお金の代わりになるんで、しっかり受領書をもらってきて、あとは安全に帰っていくみたいな感じですかね。
インタビュアー:事務所に着いたらガソリンを入れるんですか?
三田:月末は絶対に満タンにしてから翌月を迎えるっていうルールがあって、今日は月末なんで、まだ半分ぐらいしか減ってないですけど燃料を入れます。
インタビュアー:自社に給油スタンドがあるっていいですね。
三田:めちゃくちゃ便利ですよ。ただ、17時から18時はみんな帰ってくる時間ですし、さらに月末だとガソリン入れなあかんとういうことで、めちゃくちゃ混みます。
インタビュアー:川北社長から見た三田さんはどんな人ですか?
川北:真面目で嫌ということを言わんし、気持ちよく返事してくれるし、それって1番大事。何でも快く「YES」か「はい」しかない(笑)
三田:そうです、本当にそれだけで生きているので(笑)
川北:考えるし、向上心もあるし、毎朝僕が従業員に対して送っているメールに必ず返してくれる。内容もちゃんと拾うとるね。
三田:ちゃんと見て返信してますから。
インタビュアー:どんなメールなんですか?
三田:会社のビジョンとか、社長が思っていることを送ってくれてるんですよね。
三田:入社して3年目なんで言うたらまだまだ下っ端っていうか、経験もまだまだなんで、まずは任せられる安心感、そういうのを身につけていきたい。背中で語れるようなドライバーになりたいし、背中で語るだけじゃなくて、言葉もかけてあげて、背中でも言葉でも引っ張っていけるような人間になっていきたいかなって最近は思ってます。
インタビュアー:どんなところにやりがいを感じますか?
三田:入った時は自分に与えられた仕事をするだけ、とりあえず無事に帰ってこようみたいなのが目標でした。それが今はちょっと余裕も出てきて、最近入ってきた子の教育とか、3年で培った技術を教えるように動けているので”成長できた”ってすごい実感できる。3年しか経ってないけどもうちょっと居るような”良い感覚”があって、 まさかこんなに成長できるなんてと、自分でもびっくりしてます。だからその技術を生かして後輩たちに教えていきたいなっていうのはありますね。
インタビュアー:ありがとうございます!お疲れ様でした!
三田:お疲れ様でした!