【新卒&転職大歓迎】求人応募者が続出!?Z世代ドライバーの採用強化中!

  • カワキタエクスプレスの川北社長が、採用時に重視しているポイントや、求める人物像について語っています。社長は「素直で真面目」な人を最も大切にしており、熱意ややる気を持っているかどうかを重視しています。面接では、応募者が会社についてどれだけ事前に調べているかも重要視し、物流業界の大変さを理解しつつも、やりがいを持てる人材を求めています。

社長は応募者のどこを見ている!?

インタビュアー:今日は、株式会社カワキタエクスプレスの川北社長に採用についてお話をお聞きします。どうぞよろしくお願いします!

川北:よろしくお願いします。

インタビュアー:それでは、早速ですが、今回のインタビューのポイントは3つです。まず1つ目は、応募者のどういったところを面接で見ているのか。そして2つ目が、今までにあったダメな例について。3つ目が、カワキタエクスプレスが求めている人物像についてです。この3点について質問させていただきます。では、まず最初に、社長は応募者のどんなところを面接で見ているんでしょうか?

川北:うちは、面接の前に履歴書を送ってもらうんやけど、実はその履歴書を見た時点で、半分くらい合否が決まることが多いんよ。

インタビュアー:えっ、履歴書で半分もですか?ちょっと意外ですね。

川北:そうそう。履歴書を見て、写真の雰囲気とか、貼り方、字の書き方、そして応募動機やね。例えば応募動機の欄が空白だったりすると、「本当にこの人に熱意があるのかな?」って思ってしまうよね。写真も大事で、例えばTシャツで撮った普通の写真をそのまま切り抜いたり、写真が曲がっていたりすると、やっぱり印象が悪くなるんよね。

インタビュアー:やっぱり写真や書き方って、第一印象に影響しますよね。

川北:そうそう。うちは、他の運送会社と違って、面接の時にスーツを着てこいとは言ってないんやけど、スーツで来る人が多い。そういう人は「ちゃんとしてるな」という印象を受けることが多いね。逆に、履歴書が来たら必ず面接はするんやけど、その時点で「この子はいけるな」とか「この子はちょっと厳しいかもな」って感じることもあるよ。

インタビュアー:なるほど、履歴書である程度見極めができるんですね。

川北:そうやね。履歴書がしっかりしてると、やっぱり第一印象もいいし、挨拶や雰囲気もそれに合ってくることが多い。でも、履歴書通りじゃない場合ももちろんあるんで、実際に話してその人の考え方や人柄を確認することが大事やね。

インタビュアー:確かに、会社と応募者との相性って大事ですよね。

川北:うん。ちなみに、履歴書がめちゃくちゃだったけど採用したっていうケースもあるよ。

インタビュアー:えっ、それはどういったケースだったんですか?

川北:一応採用はしてみたけど、結局ダメやったっていう経験が何度かあるんよ。やっぱり、最初の第一印象って大事なんやなって、その時に思ったね。

インタビュアー:なるほど。面接は全て社長が担当されているんですか?

川北:そうやね。まず第一弾として僕が面接をするんやけど、「この子はいけるな」と思ったら、次に体験入社をしてもらうんよ。例えばトラックドライバーなら、先輩の横に乗って半日くらい、どんな仕事か、どんな雰囲気かを体験してもらう。引っ越し業務なら、引っ越しの現場に半日くらい行ってもらう。そこから戻ってきたら、現場の上司が面接をして、その現場のフィードバックを元に最終的な判断をするんや。

インタビュアー:なるほど。一般的な会社だと、最初に現場が面接して、最後に社長が出てくるパターンが多いですが、逆なんですね。

川北:そうやね。僕が最初に面接して、その後に現場の判断を聞いて最終的に決めるんよ。でも、これがうちのやり方やから、応募者にとっては優しい面接だと思うよ。だって、現場の人たちは僕ほどたくさんの面接を経験してないから、見るポイントも違うしね。

今までにあったヤバい応募者とは…

インタビュアー:次に、今までにあったダメな応募者の例についてお聞かせください。

川北:うーん、そもそも挨拶ができないとか、挨拶しても暗いとか、声が聞こえないとか、そういうのは正直困るね。別にみんなが陽気である必要はないんやけど、最低限、人に不安を与えない対応は必要やと思うんよね。「この子、何を考えているんやろ?」とか、「ちゃんと伝わっているのかな?」って不安になるような対応はあかんね。

インタビュアー:確かに、コミュニケーションが大事ですね。

川北:それから、受け答えはちゃんとできるんやけど、どうも熱意がないなって感じる人もおるね。例えば、「トラックに乗りたい」とか、「引っ越しをやりたい」とか、「この会社で働きたい」っていう熱意がないと、やっぱり厳しいよ。最初の頃はそういう人たちもとりあえず採用してみようかって思ったこともあったんやけど、結局、そういう人たちはみんな辞めてしまったんよね。だから、今は「とりあえず採用する」っていうのはもうやめたんよ。

インタビュアー:それは厳しい判断ですね。面接で説教したこともあるんですか?

川北:うん、あるよ(笑)。あまりにひどい時にはね。態度が悪かったり、考え方が甘かったりすると、「今のその考え方ではどこに行っても無理やで」って言うたこともある。説教というか、まあアドバイスやね。

インタビュアー:なるほど。どんな方に対してそう感じたんですか?

川北:うーん、プライドが高すぎるとか、現場仕事に向いてないとか、そんな感じの人かな。なんとなく見てて、「この人はホワイトカラーの仕事の方が向いてるんじゃないかな?」って思うこともあるね。

インタビュアー:確かに、適材適所というのは大事ですね。

川北:そうそう。いい子やけど、うちには合わないなっていう子には、2時間くらい話し込んだこともあるよ。最終的には、「うちじゃなくて、別の会社を探した方がいいんじゃないか?」ってアドバイスをしたりすることもある。

カワキタエクスプレスが求める人物像

インタビュアー:では、3つ目の質問に移ります。カワキタエクスプレスではどのような人を求めていらっしゃいますか? どんな人物像か、教えていただけますか?

川北:最近本当に思うのは、素直で真面目な人。これが一番大事やね。前は「元気がある」とか、そういうことを言ってたんやけど、今は元気がなくても真面目で、素直ならそれで十分やと思う。コツコツ仕事をしてくれるなら、それが一番やね。

インタビュアー:素直で真面目な人が大事なんですね。

川北:そうやね。で、プラスでいくと、コミュニケーション能力もあればいいかな。人と接するのが嫌いじゃないことも大事やね。うちなんか、懇親会があったり、今度社員旅行も行くんやけど、そういう場にも積極的に参加してくれる人が望ましいかな。車を運転する仕事やから、運転が嫌いだとトラックドライバーは無理やけど、うちは引っ越しの仕事もあるから、整理整頓が好きな人や体を動かすのが好きな人も歓迎やね。がっつり接客は嫌やけど、ちょっと人と関わる仕事がしたいっていうような人もいいね。

インタビュアー:実際に採用されて、活躍されている方にはどんな共通点がありますか?

川北:過去には、どっちかというと「やんちゃ」な子が多かったんやけど、今続いてる子たちはどっちかというと「いじめられっ子」タイプが多いかな。他の会社で人間関係がうまくいかんとか、ちょっと優しい感じの子たちやね。世の中の現場の仕事って、ガツガツして「これやっとけ」とか「こんなん覚えろ」みたいな風潮があるやんね。そういうところにガツガツ行けやん子たちが、うちでは伸び伸びして元気になってくるんよ。

インタビュアー:確かに、そういった子たちがカワキタエクスプレスでは活躍しているんですね。

川北:そうそう。さっき話した「来てほしい人物像」とも関係するんやけど、真面目にコツコツ仕事をして、気が合う人がおったら話もする、というような子たちやね。そんな子たちが多いね。

インタビュアー:なるほど。そういう働き方をしている会社はまだ多いんですか?

物流業界を担う若者へ伝えたいこと!

インタビュアー:ありがとうございます。では次に、社長が思う採用活動で大事なことについて教えてください。

川北:これはうちに限らずやけど、どんな仕事に就くとしても、その仕事が本当にやりたいか、この会社に入りたいかっていう「熱意」が一番大事やと思うんよ。例えば、うちの場合やと「この会社で働きたい」とか、そういう意思が大事やね。「なんとなくトラックに乗りたい」とかではダメやと思うよ。どんな仕事でも大変なことは絶対にあるから、好きな仕事でも大変なことはある。だからこそ、「この仕事がしたい」とか、「この会社でずっと働きたい」という意思さえあれば、大変なことも成長の糧にできるんよ。

インタビュアー:確かに、熱意があるかどうかは重要ですね。

川北:うん。そうやね。それに、うちでは面接の時に「うちのホームページ見ましたか?」とか「YouTube見ましたか?」ってよく聞くんやけど、見てこない子はまずダメやね。自分がこれから働こうと思う会社のことを知りたいと思わないのかって思うやん。絶対に知りたいはずやと思うよ。それに、履歴書もちゃんと送ってこないとダメやね。履歴書を送らせることがハードルが高いと言う社長もおるけど、僕は「この会社で働きたい」と本当に思っているなら、履歴書くらい送るやろうと思うんよね。

インタビュアー:確かに、履歴書を送るというのも熱意の一つの表れですよね。

川北:そうやね。応募があっても履歴書を送ってこなかったら、それは熱意がないっていうことやね。最初に言った通り、どんな仕事でも熱意がないと続かんと思うよ。うちだけじゃなくて、他の会社でも同じことやと思う。

インタビュアー:なるほど。カワキタエクスプレスさんでは、幅広い採用の媒体を使っていらっしゃると思うんですけど、それには何か狙いがあるんですか?

川北:うちの場合、ターゲットが基本的に未経験の子たちとか、新卒の子たちなんやね。だから、その子たちに知ってもらおうと思うと、今の「Z世代」って呼ばれている若者たちに届くツールを使わなあかん。TikTokとか、ちょっと上の世代になるとInstagramとかね。そういうツールがどうしても必要なんで、そこに力を入れてやってる感じやね。

インタビュアー:なるほど。では、最後に、物流業界やトラックドライバーを目指すZ世代の若者たちにメッセージをお願いします。

川北:この仕事って、大変な仕事っていうイメージがあるかもしれんけど、世の中になくてはならない仕事やと思ってるんよ。物流が止まったら、生活も社会も経済も全部止まるくらい大切な仕事やからね。だから、うちは労働環境に力を入れて、働きやすくて、やりがいのある職場を作ろうとしてる。うちじゃなくてもいいから、この業界に興味を持って、いい会社を見つけて、ぜひこの業界に入ってきてほしいと思うね。

インタビュアー:今日は本当にありがとうございました!

川北:ありがとうございました!